第5中足骨骨折(下駄骨折)体験談⑩〜手術後の夜その1〜

こんにちは、元気webの岡田です。

こんにちは、元気webの岡田です。 からの続きです。 入院初日から一夜明け、本日手術日です。朝から点滴が始まりました。手...

からの続きです。

だんだんと麻酔が切れ意識がはっきりしてくると、痛むかなと思っていた傷口もさほど痛みは感じなかったように記憶しています。ただし、手術翌日の朝まではベッドから動くことは許されませんでした。食事もないので、点滴を打ちながらただただ明日を待つばかりです。

人生において何度か手術の経験がある私にとって、入院中一番つらかったことは、術後の発熱や吐き気や痛みではなく、意識もはっきりし、身体も元気なのにベッドから動いてはいけない=トイレに行けないという状況です。整形外科手術時によくある状況です。

私の一番苦手なことは、トイレではないところでの排出作業だということを実体験をもって知りました。

「ベッドの上に簡易トイレを置かれて寝たまま尿をする」この行為が、「トイレはトイレでするもの」というルールが固くななまでに脳みそにプログラミングされている私には、どんなに膀胱がパンパンになって、どんなに強い尿意をもよおしても、簡易トイレの上では出てくれず、とても難易度が高いのです。

そのことに初めて気がついたのは、うら若き年齢の頃の術後でした。何をしても簡易トイレでは出すことができず、最終的には真っ暗な大部屋の病室の中、年配の看護師さんが、友人がお見舞いで持ってきてくれたマンガ本を重ねて、寝ている私の足の間に置き、その上に懐中電灯を置いて該当箇所を照らしながら尿管をつけ(暗いし、看護師さんも老眼だしで、尿管をとおすのに何十分もかかり、しかもとても痛かったです)、それでも出ずに、下腹部を思い切り押しまくった後、ようやく出た時の静けさに響き渡る水音を、羞恥心のあまり呆然と抜け殻になった状態で聞いていたという恐怖体験(笑)

今回もそのことが頭によぎりました。「朝になれば動ける」という希望を胸に夜に挑みました。朝まで眠ってしまえばいいのですが、点滴をひっきりなしに続けているので当然からだには水分がたまっています。夜中の0時を回ったころ、膀胱が限界に達しました。ナースコールをして、予想通りの簡易トイレがセットされました。プラスチック製の薄い洗面器に便座のような形のフタがついているというようなものです。その中にトイレットペーパーをいっぱいつめてあります。看護師さんが「終わったら教えてください」といってカーテンの中のベッドに一人残された私。「頼む・・・出てくれ。」祈るような気持ちでトライするも、空振りばかり。下腹を押してみても出ず。なんて頑固な脳内ロックなんだと自分を呪いながら、あきらめました。再度看護師さんを呼び、「ダメでした・・・。」と伝えると。「そっかぁ、つらいねぇ。ベッドの上なんてしづらいよね・・・また出そうになったら、気にしないでいつでも呼んでね。」その日の看護師さんは、ふくよかで肝っ玉かあさんのようなきっぷの良い方で、そんな彼女が当直であったことに感謝しました。

~次回へつづく〜