こんにちは、元気webの岡田です。
からの続きです。
異様な音とともに衝撃が走った左足。その瞬間は痛みよりもしびれて感覚が麻痺したような感じでした。何度か大きな怪我の経験がある私は、あきらかに捻挫ではすまない「オオゴト」感を感じながらも、会社行事の真っ最中、自身のアクシデントで水を差すのがはばかられ、ボールから遠く離れたところにいる私のこの異変に気づいた人はいなかったので、
「うん、きっと気のせいだ・・・・・」
と、現実逃避し何事もなかったようにゲームを続けました。ゲームは後半戦の中盤。ゲーム終了までの間、麻痺してしびれていた左足がじんじんと痛み始めました。普通に歩いたり、小走りしたりするのに限界を感じ始めた時、ゲーム終了のホイッスル。
ゲームが終わったら、トイレに行って左足がどうなっているか見てみよう、とにかくとりあえず早く冷やそう。すぐに冷やせば治るかもしれない。とミクロな希望を胸に、心待ちにしていたゲーム終了。やっと終わった・・・・と思ったのもつかの間、ゲームは同点。ジャンケンで勝負をつけることになり、チーム代表を選出となりました。誰が出る~?となかなか決まらない中、一刻も早く終わらせたい私は、「私やります!!」と立候補。その頃には、軽く脂汗をかき始めていました。
心ここにあらずでジャンケンに臨んだ私は、当然のごとくストレート負け。チームの皆さんごめんなさいと思いながらも、その時は、早くその場から立ち去りたい気持ちでいっぱいでした。
ゲーム終了で、次のゲームに出場するチームと入れ替わります。そのごたごたにまぎれて、必死に平静を装いながらトイレへと急ぎました。
幸いトイレは私ひとり。水道で足をアイシングしようと、靴を脱ぎ、靴下になったところで、私の儚い期待は崩れ去りました。
「足に、変な突起がある・・・・・。」
明らかに、足の腫れとは違う、堅い突起が左足の小指と踵を結ぶ側面に飛び出ています。
靴下を脱いでみると、
「骨が飛び出ている・・・・・よね、きっと。」
としか思えないその突起。
とりあえず、即座に靴下をはきなおし一旦見なかったことに。トイレの外の椅子に座って、私の現実逃避もここまでか、と”やらかしてしまった感”と、”どう報告したらよいか”、”どうにか一人で乗り切る術はないか”とを、ボー然としながらも考えようとしていたところに、
「岡田さん、どうしたんですかぁ?」とニコニコ元気印の女性社員、Aさんがやってきました。「うーん、ちょっとひねっちゃったかも。」と左足にタオルをかけて突起を隠しながら答えた私に、「大丈夫ですかーーーー!?冷やした方がいいですよ!」と心優しいAさんは、彼女が持っていたペットボトルを私の左足にドンっと押しあててくれました。
ペットボトルは、突起に直撃。「うぎゃーーーー。」と思わず声がもれてしまいました。そこにタイミング良く(悪く?)社長が通りかかり、異変に気がつかれました。
「どうしたんだ?」と問われ、「ちょっと足をひねって・・・」とこの期に及んで無駄な隠ぺいをしようとする私。メンタリストのように鋭い観察力をお持ちの社長は、「足見せてみろ。」と。「いや、大丈夫です。」と性懲りもなく無力な抵抗を試みる私に、「いいから、見せろ。」とあえなく突起をご覧になられました。
「こりゃ、折れてるぞ。」
「病院連れて行くから、〇〇呼んでこい。」と即座にAさんに指示。
・・・・ですよね、やっぱり(涙)
ということで、遠く離れた見知らぬ土地で病院に行くことになりました。
〜次回へつづく〜
▲悲劇はこの後起きる・・・