前回からの続きです↓
CT室へ到着。
大きな白い部屋に大きな白い機械が1台。その機械の診察台にmiuを横にさせるよう言われ、そっと寝かせる。
すると、検査技師が手際良くmiuに固定バンドを着けながら
技師:「これからCT撮ります。すぐ終わりますので、お母さんは外でお待ちください。」
ARA:「あ。。。はい。。。分かりました。」
あどけない顔をしたmiuの頬を撫で、室外へ。
CT室の重たい扉が閉ざされた。
廊下で1人で待つ。
怖い。怖い。怖い。。。
5~10分後、撮影が終わり技師が扉を開けた。
CT室に入ると、大きな白い機械に、数本のバンドで括りつけられた小さなmiu。
すぐさま駆け寄ると、技師がバンドを外してくれた。
私はmiuを抱き締めた。
その後、血液検査の為採血。
そして、最初の診察室の前に戻り暫く待っていると、医師に呼ばれ診察室へ。
O医師:「CTも血液検査も異常はないですね。」
ARA:「あぁ、そうですか。良かった。。。」
O医師:「でも、脳波やMRIとか幾つか他の検査もしないとまだ何とも言えません。脳波の検査は月曜にならないとできないのと、その間発作が起きるかもしれないので、数日は入院してください。」
ARA:「はい、あの、私は。。。」
O医師:「まだお子さんが小さいのでお母さんもご一緒にお願いします。」
その後、看護師に小児病棟に連れて行かれ病室へ。
ベッドにmiuを寝かせ、作ってもらったミルクを飲ませながら、その場で看護師に説明を受け入院手続きを済ませた。
ふとスマホに目をやるともう24時。
回りを見渡すと病室は6人部屋のようで、他のベッドのカーテンは閉まっていて静寂だった。
その後発作も起きず、miuも小さな寝息を立てていた。
こんな小さな体の中で一体何が起きているのだろうか。
こうして突如、約2ヶ月のmiuと私の入院生活が始まったのでした。