こんにちは、元気webの岡田です。
先日、自分で選んで購入した漢方があわなかったので、
予約をとっていた漢方治療のクリニックへ行ってまいりました。予約をとってから3週間。ようやくこの日がきました。子宮筋腫等の婦人科系を得意とされている先生ということで楽しみです。
都内某所の駅より徒歩7分の場所にあるクリニック。あらかじめ問診票を記入して持参しました。問診票では、今の症状や過去の病歴、アレルギーの有無などの質問に回答します。受付をすませると、尿検査と体温と血圧を測ります。体温は36.8度、血圧は上が104下が60でした。当日はとても暑い日で、駅からの徒歩でちょっとした運動後という感じだったので、体温も血圧も高めだったかもしれません。
待合室で待つことしばし・・・ほぼ予約の時間通りに診察室へ呼ばれました。診察室に入ると60歳前後の男性の先生で、物腰柔らかに問診票をみながら問診が始まりました。問診では子宮筋腫の経過と足が毎日のようにつって困っていることを伝えました。
日本の漢方の源は古代中国ですが、江戸300年の鎖国の期間を経て日本漢方は中国の中医学とは別の発展を遂げ、日本独自の伝統医学を形成するに至りました。~根本幸夫先生著「マンガでわかる東洋医学」より~
が、病状を把握する「四診」という4つの診察方法でみていくところは、中医学と同じです。患者から聞き取る「問診」、目で見て判断する「望診」、音やにおいで判断する「聞診」、触れて診断する「切診」です。
問診が終わると、両手の脈を同時に診られました。これは「脈診」といって「切診」のひとつですね。私の脈は何がどう良いのかはわかりませんが「いい脈だ」と言っていただきました。続いて舌の表と裏を診られました。こちらは「舌診」といって「望診」に含まれます。
最後にまた「切診」、ベッドに寝て足やお腹をさわって診ます。お腹はぽちゃぽちゃ音がするか、お腹に耳をあてて確かめられていました。足にむくみはなく、お腹に水の音もしませんでした。ただ右側のあばら骨の下あたりを押すと違和感があったようで、胃に難ありのようです。
診察はこれで終わり、診察の内容を総合的に判断し処方されたのは、「温経湯」と「桂枝茯苓丸加薏苡仁」でした。血の巡りをよくし、湿潤効果があるとのことです。
。。。。あれ?桂枝茯苓丸?桂枝茯苓丸を飲んでお腹が痛くなったと問診で話したのですが、私が飲んだのは桂枝茯苓丸に大黄を加えた、「桂枝茯苓丸加大黄」だったそうで、大黄は便秘薬として使われ瀉下作用があるためそのせいだろうということでした。
ただし、私の場合これらの漢方を飲むと、胃が重くなったりするかもしれないとのことで、通常漢方は食間や食前の服用ですが、胃の負担を軽くするために食後に服用するようにと言われました。
初回のため、約3週間後に次の予約を入れて診察は完了しました。次の診察では今回処方された漢方を飲んでどうだったかを記入する問診票を書いてくるように言われました。
ようやく始められる漢方温活に期待して、早速飲んでみました。
1回目飲んで数時間後、、、、、胃が痛い(汗)。そして軽く気持ち悪い。前回桂枝茯苓丸加大黄を飲んだ時と同じ気持ち悪さのような気が・・・・。たまたま胃の調子の悪い時にあたっただけで、漢方のせいではないかもしれませんが、2回目を飲む気になれず、クリニックに連絡したところ休診日。また改めて連絡し、次回の診察の際に相談してみようと思います。
もしかして、私は漢方と相性が悪いのか?
ですが、足のつりに「芍薬甘草湯」には長年お世話になっており、胃が痛くなることもないし、効き目も抜群なので、やはり「桂枝茯苓丸」との相性でしょうか。でも、きっと同じ薬がとてもよくあう人もいることでしょう。。。。反対に私にとても合う芍薬甘草湯があわない人もいるのでしょうね、治療も人それぞれ、健康法も人それぞれですね。そもそも人のからだ自体が一つとして同じものはないのですから、その治療法、健康法も、まったく同じというわけにはいかないのだと改めて思います。なので自分のからだを守るのは自分という意識は、きちんと持っていたいと思っています。
前回の桂枝茯苓丸加大黄も8~9,000円で購入しほとんど飲んでいないので大量に残っており、今回の3週間分も飲めないとなると、結構無駄にしてしまいました。次回からは少し慎重に致します(笑)